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0902

ほんの少し状況は改善されつつありますが...

シャフト交換やグリップ交換で困ったことは皆さんありませんか?

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ゴルフ業界に限らず他の業種でも材料の高騰や、工場の稼働状況が変わり需給のバランスが悪くなるとともに、価格も上がってきています。

工房を営んでいるのでちょっとぼやきもさせていただきながらゴルフ(工房)業界についてお話しします。

ご存知の方も多いかと思いますが、コロナ禍で部品の供給がかなり滞っている状況です。

最初は MADE IN CHINA の US のメーカーの物がなくなりました。原因はコロナによる工場の停止や稼働状況の悪化でした。

最初のうちは少し待てば入荷する状況でしたが、昨年の中頃を過ぎると Golf Pride のグリップや、TrueTemper のシャフト等が入荷未定になることが多くなってきました。

ただ何もかもないわけではなく、物(種類)によってはあるという状況。ただオーダーを入れておかなければいつになるかもわからないという状況になってきつつありました。

昨年の後半になるとほぼほとんどの種類の US メーカーの製品はなくなり、納期は未定になりました。

先ほどの Golf Pride や TrueTemper は特にひどい状況で、それは今も続いています。

少しなくなりかけてきたな...という状況の時にはまだ日本のメーカーのシャフトやグリップは仕入れできる状況でした。

日本シャフトのシャフトも IOMIC や Perfect Pro、エリートグリップ等も手に入る状況でしたが、それらも今年の前半から手に入らない状況になってきました。

多分我々と同じような工房を営んでいるところは本当に大変な状況になっています。グリップ交換がお客さんの希望通り受けられない、納期が未定でいつできるか回答できない...。

現状までの話の成り行きはこんな感じです。

  コロナ禍になり MADE IN CHINA の US のメーカーの製品の入荷状況悪化
  MADE IN CHINA の US のメーカーの製品の納期が未定に
  コロナ禍でゴルフがブームになる
  国産メーカーのシャフト・グリップにシフトする
  ロシアのウクライナ侵攻
  国産メーカーのシャフト・グリップもメーカーによっては供給が追い付かなくなる
  原材料の需給ひっ迫・価格高騰
  US メーカーのシャフト・グリップの価格改定(値上げ)
  為替レートの変化によりクラブ価格の値上げ

ゴルフブームなのはとてもいい話なのですが、売れるのは完成品のクラブ。ということはクラブを作るために必要なシャフトやグリップはクラブメーカーに優先して供給される。

その次に供給されるのはまとまったオーダーができる大手量販店。そしてそれでも余ったものだけが工房用として供給されているというのが現状ですね。

で、無いものはゴルフ屋なのに量販店に行って調達したりして...嫌な世の中になりました。

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最近になって日本シャフトのシャフトは落ち着いてきていますが、まだまだ納期未定の国産グリップメーカーもあります。こういう例は大手クラブメーカーやシャフトメーカー、グリップメーカーの OEM をやっていてそちらを優先して生産しているので、自社製品の生産に手が回らない状況になっているような気がします。

TrueTemper のシャフトや Golf Pride のグリップがオーダーしたらすぐに入るのはいつになるんでしょうね。本当に困ったものです...。いつまでこんな状況が続くのか...。


今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「ラインを合わせるなら必ずやるべきこと」をアップしています。せっかく確率を上げようとしてやっているボールのライン合わせ、その際に絶対やるべきことについて書きました。是非ご覧ください!
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【今日の小ネタ】

こんなに安いレーザー距離計あるんだな...。それもアイリスオーヤマ!


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