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慣性モーメント10000(10K)を考える

「10K?」と思った方も多いと思いますが、私もそう感じました。

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慣性モーメントの上限は5900(単位は省略)だったはず。これが10000になったらルール違反...。でもそこには理由があります。

ではそんな高慣性モーメントのヘッドがどんなに魅力的なのか?魅力的に感じない人もいると思いますのでそんな話をしてみたいと思います。

まずは言葉の定義から整理すると...(少しわかりやすくするためにざっくりした話にします)

5900が上限と言われていた慣性モーメントは詳しく言うと左右方向の慣性モーメントの話です。

慣性モーメントには上下方向の慣性モーメントもあります。

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これまでは左右方向の慣性モーメントの話をしていたけど、2024モデルで10000と言っている数値はこの左右方向と上下方向の慣性モーメントを足した数字のことを言っていて、これが本来の慣性モーメントという事になります。

ですのでこれまでの慣性モーメントは左右方向の慣性モーメントと言わなければなりませんね。

今回 10000(10K) と言っているメーカーは TaylorMade と PING。PING はネーミングに 10K を入れてシリーズを拡充し、TaylorMade は Qi10 とシリーズの名称に 10 という数字を入れているほどです。

慣性モーメントが大きいと曲がりにくい...というのが一般的な印象ですが、はたして曲がらないボールが万人に必要なのか?って言う話です。

曲がりが少ないはサイドスピンが少ないことになりますので、もちろんトータルのスピン量は減ることになります。

総スピン量が減れば飛距離のロスも少なくなるような気がしますね。

ここで自分に当てはめるととうなるのか?自分にとっては適度なサイドスピンでドローボールを打った時のような低スピンで飛んでいってくれるのが理想です。

ボールが毎回真っ直ぐに飛んだら?それは良いことかもしれませんが、いつも打ちたい方向にしっかりアドレスして曲がらないことを前提に打つことになります。

これってやってみないとわかりませんが、どうなんだろう?と思ってしまいます。

机上の空論をしていてもしょうがないので、なにか一つ試してみようと思っています。やっぱり今までの流れを考えると Qi10 LS の 8度 かな...。

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そういえば Callaway は慣性モーメントについて何も言ってませんが、実は慣性モーメントが大きかったりするかもしれないですね。


今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「左目の下に置くことが本当に良いのか?を検証」をアップしています。ボールを置く位置と利き目の関係をあらためてチェックしてみました。是非ご覧ください!
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【今日の小ネタ】

Qi10 LS は輸入物でもこの価格...ずいぶん高いな...。ちょっとサラッと買える金額じゃないな。


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