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クラブ/シャフトフィッターが考えるシャフト選び その3

この話も今日で終了です。ちょっと退屈でしたかね?

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ただ世の中変なこと言う店員がいたり、”あの人が言っているから” 自分にも合うような気がしてきてしまってきている人がいたりするのでなんとかしたいですね。

今日はではどうやって選ぶのが良いかについてお話しします。

まずシャフトをカタログで選ぶのはやめましょう。カタログの数値だけでそのシャフトの性質はわかりません。

最近では剛性分布のデータも出ているメーカーがありますが、メモリが書かれていなくて数値としてとらえられないものもあります。

全てのメーカーが同じ基準で同じ計測器で計測している物でしたら比較ができますが、それぞれが別の計測器、計測方法でやっていると思われますので比較のためには適していません。

また最近よくあるのは YouTube でよく見ている人が絶賛していたなんて話もあります。これは一番あてになりません(笑)。

同じ打ち方をしているわけじゃありませんから、またそういうのを面白おかしく動画にしている人は本当は何が良いのかがまったくわかりません。何でもかんでも良いと言っているような気がします。

一緒に回っていた人が良い球を打っていた...。これも自分に合う決め手にはなりませんね。動画で判断するよりはその人を知っているし、実際に打たせてもらって判断もできますので...。

ということで数値でも判断できない、人の意見はあてにならない、急に良くなった人も信じられないとなったらどうすればいいのか?

答えは一つ、打つしかないんです。

それもなるべく自分のやろうとしている環境で比較ができるようにです。

これは打ちやすい!とか、これは飛んでいるというのは比較対象があって初めて言えることです。

ですので、自分のクラブで打ってみてどんな数値が出ていてどんな球筋になっているか?

そして試しているシャフトで飛距離がどう変わるのか?球筋はどうなるのか?プレッシャーを感じた時や、全体左に行きたくない、右に行きたくない打ち方をした時にその通りになってくれるのかなどを確認しながら絞っていきます。

一発だけの飛びを求めるなら少し柔らかめの軽いシャフトを選べば良いですね。しなり戻りのタイミングが合わせやすいシャフトを選ぶだけです。

ただそういうのは暴れます。そうすると平均飛距離は曲がらないクラブより飛ばない感じになります。

でも一発の飛びの記憶があるからそういうのを選んでしまうということになってしまっています。

ACTEK GOLF の私のフィッティングでは3日間お話ししたようなことを考えながら実際に違いを感じていただけるものを提案しています。

今使っているものを超えられるものが無ければはっきりシャフト交換の必要はないことをお伝えします。

こんな話に興味を持っていただけたら是非フィッティングにいらしてみてください。クラブ軌道の分析と合わせれば最強のフィッティングにできます!

フィッティングに関するお問い合わせは info@actekgolf.com もしくは 03-5829-9083 までお問い合わせください。


今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「ステンレス素材の種類(303、304、316、GSS)で何か変わるのか?」をアップしています。パターの素材で使われるステンレス素材について書いてみました。是非ご覧ください!


【今日の小ネタ】

これはグリップもシャフトラベルもオリジナルで最高の状態ですね。なかなかこういう状態の物には出会えません。


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