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正しく使ってこその調整機能 Vol.2

前回は HIGH と LOW のポジションにする事で何が起こるかを理解していただきました。

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フェースアングルを変えた事による結果として弾道が高く(ロフトが増える)なったり、弾道が低く(ロフトが減る)事を説明しました。ただそうするにはフェースを真っ直ぐに向けなくてはならない前提があります。

でもフェースアングルが変わるという事はヘッドのすわりが変わるという事になります。今回はそれをうまく利用する事をちょっと考えてみたいと思います。

ヘッドのすわりと言うのはソール面が地面について、動かなくなる場所の事です。その時の角度が真っ直ぐになるのがストレート、右を向くのがオープン、左を向くのがクローズ(フックフェース)と言われますね。

右利きで利き目が右の人は少しオープンフェースになっていないと真っ直ぐに見えません。ですので塗装の仕方を工夫したりして真っ直ぐに見えない本当は真っ直ぐのフェースの向きをそう見えるようにしたりしてる物が多かったりします。

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HIGH のポジションはフェースがかぶってすわるので、同じスイングをすればボールはつかまりやすくなります。逆に LOW のポジションはフェースが開いているのでボールはつかまりにくくなります。

本来フェースを真っ直ぐに戻して機能が発揮されるところを、あえてやらないでそのまま打つと別の結果が得られるようになるので、これを使わない手はないですよね。

左に引っかかりやすい人は LOW に、ボールをつかまえたい人は HIGH にという事です。これは非常にシンプルです。以前このフェースアングルを調整できるヘッドがありました。それが ACTEK GOLF のフィッティングで使用している R11、R11s のヘッドです。

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その後の R1 のヘッドもその機能はありましたが、スリーブが特殊だったのでちょっと使いにくかったです。自分的には TaylorMade R11s が調整機能付きのヘッドとしては最強だと思っています。

ソールプレートでフェースアングルが調整できるというのはかなり良いです。すわりを変えないでロフト調整ができるというのは素晴らしいです。ただいまは無いのでちょっと残念です。

このフェースアングルを変えられる機能がなくなったので、結果として変わってしまうフェースアングルがどうなっているのかを理解していればそれを利用できるという事になります。

TaylorMade はこのソールプレートをなくした上にヘッドウェイトの調整機能も無くしてしまいました。これもちょっと残念でしたね。

ですがそれが無くなったおかげで、重心距離や重心深度の調整ができるようになったので良かったのかもしれません。次回は重心の調整機能についてお話ししようと思います。


【今日の小ネタ】
最近Facebookのタイムラインを見ていると出てくる、パッティングの練習グッズを売っているところがあったので、詳しく見てみました。

最も正確なパター練習器具!【練習用品】LASER PUTT レーザーパット(US)
http://item.rakuten.co.jp/teeolive/actrlp/

これはフェースローテーションを使わないで打とうと思っている人には良い練習グッズですね。上のページには動画で説明もあってわかりやすいです。それを見るだけでも面白いと思います。

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