今回のレポートはG10アイアン、i10アイアン、そしてTOUR-W Wedgeです。
2008年のNew Modelは10シリーズで、これまで通りGシリーズと、iシリーズがリニューアルされました。中でもi10アイアンはかなりの自信作らしく、これまでi3 BLADEからなかなか変更できなかったツアープロも、これなら変更するだろうと言うほどの仕上がりだそうです。

 写真右がi10、左がG10。色合いは同じ。

●G10 IRON

それではまずNew GENERATION SeriesのG10から紹介します。



G10のキャッチフレーズは「最大限のやさしさでつかまる・上がる・飛ぶ」というだけあって弾道は高く、つかまりが良いアイアンでした。

 

トウ側に配置されたウェイトと、周辺重量を理想的にアップしたことによって慣性モーメントの高いヘッドに仕上がっているとのことです。ソール幅も厚く、トップブレードも厚めになっていて構えた瞬間にこれはやさしそうだと思わせるヘッド形状です。オフセットはやはり強めで、とにかくやさしさを追求したなというヘッドです。

番手は#2 IronからPW(46度)、UW(50度)、SW(54度)、LW(58度)までの12本から選ぶことができます。スチールシャフト仕様が税込15,750円、カーボンシャフト仕様が税込19,950円とのことです。



●i10 IRON

 PINGの自信作!i10 IRONの登場!

i10アイアンはi3 BLADEの流れを受け継ぐアイアンで、オフセットも少なくコンパクトヘッドを採用したセミキャビティアイアンです。

 

i10アイアンもG10アイアン同様、エクストリーム・トゥ・ウェイティングを採用し、小型ヘッドながら慣性モーメントをあげる設計がされています。実際にこのアイアンでフィッティングをしてきたのですが、とにかく構えても全く違和感がない、トップブレードも薄目で良い感じ、そして驚いたのは打感なのですが、ステンレスの鋳造とは思えないマイルドな打感でした。

最初は少しアップライト気味の物から徐々にフラットな物にしたのですが、オレンジ(2.25度フラット)がちょうど良かったです。このライ角のi10アイアンでは打っても打っても真っ直ぐ.....。こんなにやさしくて良いのだろうかと思うほどでした。

S58も打ったのですが、圧倒的にこのi10アイアンの方が打ちやすかったです。


●TOUR W WEDGE

PINGもついに他のメーカーが出しているようなウェッジを出してきました。PING Wedgeが出たときも驚きましたが、今回の驚きは別な意味で驚きました。PING独自のテクノロジーも採用しながら、時流にあった仕様で出してきたことです。

それはまずヘッド形状、PING WedgeやPING TOUR Wedgeの形状を継承しています。写真には写っていませんが、黒のソケットが装着されています。

 

そしてPINGが本気だと思わせたのは、バリエーションの多さです。ロフトは47度、50度、52度、54度、56度、58度、60度の7種類で、フィニッシュは「シルバークローム」と「ブラックニッケル」があります。54度以上のロフトは、ブラックニッケル仕様の方がロウバウンス仕様になっています。

 

トウ側にはロフトとバウンスの表示、そしてトウ側のソール面近くにはWのプリントが見えます。このWの部分がタングステンが配置された部分で、これもまたG10アイアン、i10アイアンと同じテクノロジーが使われています。



そして、上は今回初めてウェッジに採用になった、フェース面のミーリング加工のクローズアップ写真です。フェース面同様、ミーリング加工された溝が強烈なバックスピンを生むとのことです。実際に打ってみましたが、打感も良くスピンも確かにきいている感じでした。

試打ラウンドでは昨年発売になったiWedgeを使ったのですが、これがまた負けず劣らず良い感じで、寄せワンの連発でした。PING EYE2からずいぶんご無沙汰しているPINGのアイアンですが、今回紹介したi10は使ってみたいと思えるアイアンでした。かなり良い感じです!

次回は、KARSTEN SERIES PUTTERとi SERIES PUTTERを紹介します!


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