「Redwood」シリーズ、「Rapture」シリーズの紹介をしてきましたが、今回はその他の新しいクラブ「iWEDGE」、「S58 Iron」、「CRAZ-E ONE」の紹介をします。

●iWEDGE

 

このiWEDGEはその名の通りPING EYE2のWedgeの進化形。PING EYE2のソール形状をそのまま採用し、新しいシリーズとしてラインナップされました。特長は、キャビティバックでありながら、キャビティの厚みが2段階になっている部分で、ブレードアイアンの感触と、キャビティバックのやさしさをあわせもったウェッジとのことです。

 

ソール形状は上の通りで、若干ソールの真ん中あたりがくぼんだ形状になっています。これまでアイアンは他社の物や、PINGのEYE2以外のアイアンを使用するプロでも、なかなかEYE2のWedgeから変えないプロがたくさんいたとのことなのですが、クリス・ディマルコをはじめとするプロがいきなりEYE2 WedgeからこのiWEDGEに変更しているとのことです。

構えた形状はEYE2のような特徴的な形状ではなく普通の形状になったので、オフセットはある物の構えやすい形になりました。クリス・ディマルコはこのウェッジで今年の全英オープンにおいて2位になっています。

ロフトバリエーションは、50、52、54、56、58、60の6ロフトが2度刻みでラインナップされます。バウンスは比較的多めの11〜13度です。スチールシャフトモデルで17850円、カーボンシャフトで22050円になるとのことです。


●S58 Iron

 

このS58 IronはこれまでのS59同様ブレードタイプのアイアンで、前モデルより重心が低く設定されています。コンパクトヘッドで様々なテクノロジーが採用されています。

  

上の左の写真の通り若干ポケットキャビティ的な造りになっています。黒い素材がそのポケットを埋めている形になります。その素材の効果もあり、打感はマイルドになっています。とにかくブレードアイアンですが、フェースの下の方であたってもボールは上がりやすいと言う印象を得ました。また、この黒い素材の配置により重心の長さも調整しているらしく、ショートアイアンでは短く、ロングアイアンでは長い重心距離になるように設定されているとのことです。

S59のようにフェルールの無いモデルなどはなく、フェルールがついた物になります。スチールシャフト仕様は1本18900円、カーボンシャフト仕様は23100円とのことです。


●CRAZ-E ONE

 

John Solheimがまたまたやってくれました。自らの名前「J.A.S.」をつけたこのCRAZ-Eの新しいラインナップの「ONE」はすごいです。ご覧の通りルールぎりぎりの設定で、ほぼ真四角のヘッドです。基本的にはこれまでのCRAZ-Eのデザインですが、ラインは黒とグレーのしぶめの色になっています。

上の右の写真の通りソールの四隅にはタングステンが埋め込まれています。ヘッド素材はC805(7046?)という超軽量アルミを採用しています。ヘッド重量は355gもある重量ヘッドです。

 

黒のマット仕上げのヘッドは落ち着いた感じです。ソールには「JAS」の刻印が入っています。Doc Seriesと同様ソールにはミーリングの筋が入っていますね。

 

 

グリップももちろん「JAS」のロゴ入りのWinn製グリップです。黒とグレーのカラーはヘッドと統一されています。ヘッドカバーもかなり凝った造りになっています。

このパターは本当に転がりが良いです。賛否両論のあるパターのヘッド素材としてのアルミですが、自分は今使っているFOURTEENのBR-Iもアルミ素材なので、何の違和感もなく距離感も合いましたし、打感も良い感じでした。とにかく真っ直ぐ転がるのには驚きでした。

価格は45150円とちょっと高めですが、手のかかったそれだけの価値を感じさせるパターです。長さは31〜36までなので、まだ中尺のラインナップはないようです。
 

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