about PUTTING

先日Callaway Golfのメルマガで、パッティングセミナーを開催するという企画があり、応募して行ってきました。その時に聞いてきた話で興味深い物がりましたのでレポートします。これまでパッティングに関して考えていたことの再確認、または認識が違った部分、全く考えもしなかったこと色々ありました。

写真は撮ってこなかったので、テキストだけのレポートですがおつきあい下さい。


まずパッティングのストローク数は14本のセッティングの中で一番多い物(全体の約40%)。ですが意外に選び方を知らずにパターを決めている人が多い。また間違った知識から自分には合わない物を選んでしまっている場合も多い。

パッティングは全てのスイングの基本となる物なので、パッティングスタイルを見るとその人の球筋も想像がつくという。


1.パッティングとは

・パッティングに必要なものはなにか?

答えは距離感方向性。これが合わなければ入ることはない。ではどちらが大事か?これは距離感になります。ある程度方向性が外れても距離感が合っていれば次のパットを入れられる確率は高くなりますが、打ちすぎてしまうことが3パットを引き起こしてしまうことになってしまいます。


・それでは、距離感を合わせるためにはどうすればいいか?

条件としてはやはり当然のことですが、センターでヒットすることが条件となります。オフセンターヒットによって転がりが悪くなるのは皆さん実感していると思います。


・芯を外すと言うことはどういうことか?

芯を外すことには2種類ある。左右に外すパターンと、上下に外すパターン。左右に外すのは体が回転していることによるミス。多いミスは上下に外すミスが多い。上下と言っても上に外す場合はほとんどなく、下に外すのがほとんどのパターン。

豆知識

 ゴルフボールの直径は1.680インチ(42.67ミリメートル)。そのボールの中心は半径に相当するので、約21mm。
 そのボールはグリーン上で2mm位沈んだ状態。

 ボールの芯を打つには19mmのところをストロークしなければならない。
 一流プロでストローク時のソール面の地面からの距離は5mm前後、アベレージゴルファーでは10mmくらいになる。
 
 従って10mmのところをストロークする場合10mm程度の重心位置になっている物が芯で打ちやすいパターと言うことになる。


2.パターの選び方

パターを選ぶ際に、ショップの短い距離で方向性を重視した選び方は間違い。ほとんどの場合この方法で選んでおり、距離感を重視していないため、本番でうまくいかないという状況になってしまう。

・パターの芯

構えたときに真ん中にあるとは限らない。

  ネックがついているタイプ
    上下 : ネックがない物に比べ1〜2mm高くなっている(Anserの場合17mm程度とのこと)
    左右 : 1.5mm程度ヒールより

  ネックがないタイプ
    上下 : 重心が低い
    左右 : ほぼ真ん中に近い

もっとも左右のずれが顕著なのは、L字型のパターで10mmもヒール側にずれている物もある。


・ボールとフェースのマッチング

距離感は、音・感触がマッチして生まれる。これが合わないと距離感は養えない。まずはボールを決めることが重要で、そのボールによってマッチングの良いマテリアルを使ったパター選ぶべき。

一般的に
  
  ウレタンカバーのボール(HX TOUR、PRO V1、Z-UR) : WHITE HOT
  ソフトディスタンス系のボール(ERC、NEWING、Everio) : WHITE STEEL

ウレタン系のボールで打球感が物足りない場合、DFX(DF2)、WHITE STEELを順に試してみる。


3.パッティングストロークの方法

体重は両足の親指の付け根にかける。体重がかかと側に行っていたり、つま先の方に乗ってしまうと、体が回ってしまいやすくなる。

パッティングのイメージをつかむために、パターのソールを地面につけて、両足の親指の付け根から付け根の間で体重移動して、構えた手の位置とヘッドを並行に体重移動を使って動かすと、手首も使わないので、ショートパットの確率はよくなる。振り子の動きはあまり意識しない方がよく、振り子型のストロークでは、ボールの1が重要な要素となってくる。

・ボールの位置

体の真ん中にあり、若干ハンドファーストになっているような意識を持つことが必要。

左足寄りにボールを置く人は比較的多いが、そう言う人はオフセットがあるパターは合わない。上の豆知識でも書いたとおり、パターの芯にあてることが難しい。左足寄りに置く人はセンターシャフトなどのオフセットがないパターが理論的には合う。

・スタンス

つま先が開き、逆ハの字にならないように気をつけ、膝を内側に絞ることにより最初に書いた両足の親指の付け根にしっかり体重を乗せる。ここで左足は特に開きやすいので、少し内股かなと思うくらいにしてみる。


セミナーを受けて

自分のボールの位置が自分が思っていたより左足寄りになっていたこと、それは左足のつま先が開いていることが原因でした。鏡に自分のスタンスしている姿を見ながら左足つま先をクローズにしてボールの位置を正しい真ん中の位置にしストロークしたところ比較的引っかけのミスは出にくくなりました。

また、Anser型のパターで転がりが悪い理由も重心位置の話で理解が深まりました。やはり低重心のパターは理論的にも易しいパターと言えることもわかりました。

今回のセミナーでは、パター形状によるストロークスタイルとのマッチングまでの話は聞けませんでしたが、ネックのある無しの意味は理解できるようになりました。こういう話を聞くとやっぱりパターを作りたくなりますね。う〜ん、色々アイデアが出てきました.....(笑)。

2時間程度のセミナーでしたが、久しぶりに授業を受けているみたいで楽しかったです。今度Callawayのフィッティングも受けてみたいと思っています。


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