これが今回のCB-2005のセットです

今回のセルはTaylorMadeの300 FORGED仕様のセルにしました。そして、ご覧の通り、一度色を抜いて、細かい字の部分のみCopperカラーの色を入れました。なかなか渋い仕上がりで気に入っています。

  

上の左の写真はフェース面の写真ですが、今までの小顔のマッスルバックのアイアンよりかなり大きくなりました。そして、上の真ん中の写真の通りオフセットもかなりついています。ですが、ホーゼルはそんなに短くはないです。

 

そして、バックフェースの写真ですが、元々は三浦技研のマークには深緑の色が入れられ、その他の部分には黒の色入れがされていましたが(細かい文字のW.D.D.の部分のみ金色)、剥離剤で塗装をはがし、ちょっと寂しくなってしまったので、細かい字の部分のみ色入れをしました。

三浦技研の「MGマーク」の周りはミーリングのあとが綺麗に入っています。

 バックフェースの細かい字は、左の写真の通りです

この部分はミーリングではなく平面になっています。

 ソール面は軽いラウンドがついており、比較的幅があります

打感はやはり最高ですね。マッスルバックと比べるとやはりキャビティっぽい感じがしますが、キャビティなのにこの打感はさすが三浦技研の鉄です。さほど定住心ではないと思うのですが、ボールは楽に上がっていきます。

さて、フェードボールも打ちたいと言うことで変更したアイアンセット。なぜこのアイアンを選んだか?それでは、いつものスペック比較を.....

●ロフト
LOFT ANGLE
3
4
5
6
7
8
9
P
TB-1000
21
24
27
30
34
38
42
47
CB-2005
21
24
27
30
34
38
42
47
Difference
0
0
0
0
0
0
0
0







まずはロフトですが、こちらはTB-1000に揃えたというか、MB5002の頃からずっとこのロフトに調整してもらっているので、まったく同じにしました。


●総重量(g)
総重量(g)
3
4
5
6
7
8
9
P
TB-1000
419
426
432
439
446
452
460
468
CB-2005
421
427
434
441
448
455
464
472
Difference
+2
+1
+2
+2
+2
+3
+4
+4






次に総重量ですが、TB-1000にはDG X100、今回のCB-2005にはDG S200を入れました。X100より3gほど軽めのS200を入れたのですが、ヘッド重量とバランス調整のため総重量としては微増となりました。


●バランス
Balance
3
4
5
6
7
8
9
P
TB-1000
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
CB-2005
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
D2.0
Difference
0
0
0
0
0
0
0
0






バランスは今回フェードを打ちたいという目標があったため、DG S200で柔らかめにして、しなりやすい状況にするため、バランスはDG X100の時と同じD2に設定しました。


●Face Progression値
FP値
3
4
5
6
7
8
9
P
TB-1000
3.8
3.8
3.8
3.8
3.8
3.8
3.8
3.8
CB-2005
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
3.5
4.0
4.5
Difference
-0.3
-0.3
-0.3
-0.3
-0.3
-0.3
+0.2
+0.7






ご覧の通りロングアイアンミドルアイアンでは、-0.3とオフセットが強くなりました。ですが、9番では+0.2mm、Pでは+0.7mmになっています。練習場でなぜかショートアイアンの飛距離が番手通りでないことがあります。これはオフセットが強いほど感じていたことなので、ここまMB5002くらいのスペックになりつかまりもよく飛距離もきっちり出るようになりました。-0.3mmは数字だけで見るとほとんどわからないと思われがちですが、構えてみるとその差はわかります。ネック周りのヘッド形状にもよるとは思いますが、今回のCB-2005はその数字以上に、オフセットがあるように見えます。


●振動数(cpm)
振動数(cpm)
3
4
5
6
7
8
9
P
TB-1000
321
328
335
341
347
353
361
367
CB-2005
309
313
320
326
333
339
347
352
Difference
-12
-15
-15
-15
-14
-14
-14
-15






振動数はご覧の通り、-12〜-15cpmの数値となりました。これを見てもしなりやすいスペックになっていることがわかると思います。

と言うことで飛距離の差が出ないように今までのロフトに合わせながら、いままでD1.5くらいで使っていたDG S200をD2にバランスをアップし、シャフトのしなりを使えるような設定にしました。それにより振動数も下がり、しなりが出ていることが確認できました。
実際に振ってみると、DG X100のD2より、しなる分なぜかヘッドが効いている感じがしました。その感触にまだ慣れていないので、若干ヘッドが遅れてきて思ったより右にボールが飛び出すことがありますが、それもタイミングと慣れで解決できると思っています。

やはりシャフトのしなりはうまく使えば、飛距離アップやボールコントロールにプラスになりますが、うまく使えないと硬いシャフトの方が優しい感じがしますね。いままでは硬いシャフトでしなりと言う余計な要素を考えなくて良いような設定にしてきたので、これになれるのは少し大変そうです。

また少しオフセットが強くなったことで、なぜかいつもと違うアドレスになってしまいます。自然にフェードが出るような軽いオープンスタンスになってしまいます。その辺の体の反応をどうしていくか考えながら、このアイアンでフェードもストレートも、ドローも打てるようなスイングを身につけたいと思います。




三浦技研のCB-2005のページは
http://www.miuragiken.com/products_MG_CB2005.html

今回アッセンブルをお願いしたバリーバニオンゴルフのHPは
http://www.ballybuniongolfinc.com/

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