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GARMIN Approach R10 をスタジオで使ってみました

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先日ラッキーにも購入できた GARMIN Approach R10 ですが、室内での使用がどうなのか検証してみました。

gar-1.jpg

ボールを置く位置からは190cm離れたところにレーザーを使って方向をきっちり合わせて計測しました。

練習場で使うことも考えられますが、ボールの行方が分からないショートレンジの練習でどうなのかの検証です。

ボールが当たるネットまではボールを置く位置から300cmぴったりです。

今回の検証でなんとなくわかることは、室内でどのくらいの精度が出るのか?比較対象が無い状況なので、打った感覚と実際の出玉の方向で判断しました。

まず10球のデータを取ったのですが、明らかにおかしいと思われるデータは約半分の4球。

さらにそのうち3球は実際に打ち出した方向とは違うデータが出ました。

この Approach R10 が実際にどこまでボールを追尾しているか明らかにされていませんが、3mという距離でのデータ計測は難しいのかもしれません。

gar-2.jpg

あと考えられる誤計測の要因としては、”室内の明るさ” や “打席の幅のゆとり” 等があるかもしれません。

最初は Flightscope と一緒に計測していたのですが、計測できる時もあるのですがうまく作動しない(レーダーが干渉していますとのメッセージが出る)、時もあるので今回は断念しました。

その時は測定が不安定でできなかったり、できても有効な計測ができていない印象でした。

室内で使う場合に期待するデータはどのくらい飛んだか?のデータも必要ですが、主にはクラブ軌道のデータを見ての練習が有効だと思います。

レンジボールでの飛距離の推測にはボールスピードやヘッドスピード等のデータが使われます。

ヘッドスピードも計測できると書かれていますので、そこが正確なのか?またボールスピード(ボール初速)が正確に計測できているのか?が大きくかかわってきます。

ただレンジボールでの初速とコースボールでの初速には明らかな違いがありますので、レンジボールでの飛距離データはあてになりません。

ということは1ピースのレンジボールで、飛距離や高さの制限がされているものでの弾道データはあてにならないと思われます。

ということはある程度飛んでいくボールを追尾して、実際に計測したクラブ軌道のデータを実際の弾道で補正して表示してくれることを期待してしまいます。

ただそれをするには打ってすぐにネットがあるような練習場では誤計測があるのではないか?という印象を持ちました。

それとクラブ軌道の中でダウンブローとアッパー軌道があるのですが、アイアンを打っているにもかかわらずアッパーになることが3回ほどありました。Flightscope では毎回3度前後のダウンブローになっているのでこれも誤計測と思われます。

今回の印象は最後にも書きました通り、計測した環境によるものということも考えられますので、そのことも考慮して参考にしていただければと思います。

次回は何度か取れることがあった Flightscope との同時計測データをもう少し集めてみようと思います。少しずらしたりすることでうまくデータがとれるポジションが無いかも検証してみます。

Approach R10 の推奨するボールの飛行距離などがあると良いんですけどね...。色々見てみてはいるのですが、そういうデータはどこにも出ていない感じです。


今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「どうストロークをしようと思っているかで使いやすいパターは決まる」をアップしています。こうやってヘッドを動かそうという意識が強い人ほど好みのパターが出てきます。是非ご覧ください!


【今日の小ネタ】

Cameron のパターって最近数がずいぶん少なくなった気がしますね。それで値段も昔よりずいぶん上がっている気がします。それでも売れるんですからすごいですよね。


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