TOSHI's Bobby Grace Putter Collections

Bobby Grace "THE 2200 HSM " Limited Edition 38/1000


今回紹介するのは、手に入れようと思っていながら、なかなか状態の良いものが見つからずあきらめていたモデルで、「THE 2200 HSM」です。

 

今回は奇跡的に完全ミント状態のものを手に入れることができたのですが、最近多いのはHSMの部分が変色してしまっていて、使っていたものは傷が多く入っていたりするものがほとんどです。


THE 2200
HSM
Bobby Grace
         LTD. 38/1000
 

ソールの刻印はプロパー品とは若干異なり、HSMの刻印が斜めにはいるのと、LTD. 38/1000の刻印が入ります。それにBobby Graceのシグニチャーが入れられています。



パターマットで転がしてみましたが、このHSMって言うインサートは本当に柔らかいですね。ほとんどボールを打った音がしないほどです。

今度はこのモデルで、インサートがないものが欲しくなってしまいますね。また気長に探して程度の良いものが出てきたらゲットしようと思います。



Bobby Grace "THE PIP-SQUEEK" Limited Edition


今回紹介するのは、以前量産モデルを紹介したことがある、「PIP-SQUEEK」の限定品です。

 

ソールの刻印は市販品と違って、下記のような刻印が入っています。

 
THE
PIP-SQUEEK

USED TO WIN
THE 1995 & 1996
U.S. WOMEN'S
OPEN

 

このパターの刻印されている内容でLPGA.comで1995年、1996年の全米女子オープンの優勝者を調べてみると、なんとアニカ・ソレンスタムでした。アニカもこのパターを使っていたんですね。

 

それにこのパターちょっと市販品と違う部分があります。上の写真の通り、トップの部分のミーリングあとがちょっと市販品と違うような気がします。量産品は削りだしと言うよりは全体が鋳造で、部分的に(フェース面)ミーリング加工がされているだけのような気がしますが、これはトップの段にもミーリングのあとがみられます。

以前新橋の中古ショップでHANDMADEのBobby Graceのパターを何度かみたことがあるのですが、その感じによく似ています。もしかしたら結構珍しいものかもしれません。これで3,000円は安い!



Bobby Grace "BOBBY GRACE HANDMADE KBI 1994"


今回紹介するのも、KBI Scottsdaleのハンドメード物ですが、前回紹介した"1996 BeCu LIMITED EDITION 0 of 50"よりもさらにハンドメードらしい逸品です。
余計な刻印などはまったくなく、鋳型から出されたものをBobby Grace氏が自らグラインドしたパターです。 素材はBeNiです。

 

上の写真のアングルで見える刻印はトウ側に"BG"の刻印があるだけです。

 これがトウ側の刻印です(もちろん打刻です)

上の写真を見るとわかるように重量を出すためにソール面の厚みが結構あります。グラインドも綺麗にされており、いかにもハンドグラインドしましたという仕上がりになっています。



上の写真は、上から見た写真ですが、トップは比較的厚めです。トップブレードには丸みがなく角も完全な状態です。



ソールの刻印ですが、すべて打刻で入れられています。各刻印の詳細は下の写真の通りです。

 
 
トウ側には"KBI"の刻印が入り、ソール中心部には下の刻印が入れられています。

BOBBY GRACE
HANDMADE
1994

打ってみた感触はベリリウムニッケルの硬いような柔らかいような微妙な感触です。今回は海外で購入したのですが、すっかりBobby Graceマニアになってきました。今探しているのは未使用のNick Priceの優勝記念に出たディスプレーラック付きのFAT LADYです。



Bobby Grace "1996 BeCu LIMITED EDITION 0 of 50"


今回紹介するKBI-ScottsdaleのLIMITED EDITIONは世界的なClassic PINGのコレクターであるBobby Grace氏が作った物です。PINGでは85029のNon-DaleheadのAnserでほんの少ししか生産せず、ノーマルのScottsdale Anserよりも価値が高いと言われています。

Bobby Grace氏はPINGでその時に作ったベリリウムカッパー、ベリリウムニッケル素材の他に、通常のAnserと同じ素材のマンガニーズブロンズ素材の3種類を市場に送り出しました。それもPINGでは生産していないDalehead形状で作ってしまいました。それもスリットが入ったデザインです。

世界的なPINGコレクターだけあり忠実にDalehead形状を復刻し、その一部は本人によるグラインドが施されている物もあるとのことです。今回はベリリウムカッパー素材のヘッドで、最初に限定で50本だけ作られたものの0本目という珍しい物です。

 

形状は市販の物と同じですが、刻印がかなりの部分で異なります。特に特別なグラインドは入っていないようです。

  

刻印ですが、トウ側には"NGK BERYLCO"の刻印、ヒール側には"BOBBY GRACE GOLF DESIGN, INC."と入っています。バックフェースには"1996 BeCu LIMITED EDITION 0 OF 50"と入っています。
0 OF 50というのはどういう意味なんでしょう?本当に50本中の0本目と言うことでしょうか?そうだとしたら特別なパターなんでしょうね。

 

上の写真はソールの写真ですが、スリットが入っているのがわかります。また、トウ側には"TOUR"の刻印が入っています。まさにコレクターズアイテムです。


1996 BeCu
LIMITED EDITION
0 OF 50

 



Bobby Grace "The Pip Squeek"


この組み木細工のようなパターは全部で6種類あります。今回の"PIP SQUEEK"の他に、"FAT LADY"、"LITTLE LADY"、"PIK POCKET"、"CROSS BOW"、"SNUPER"があります。このPIP SQUEEKは、このシリーズの中でも小さめのヘッドになります。

 

 

素材はアルミニウムのボディにカッパー素材のインサートがついています。ヒールとトウ側についているものはウェイトの役割をしていて、カッパー素材が使われています。その他の黒い部分はアルミニウムで、すべてアノダイズ処理されて黒くなっています。

打感はインサート部分がカッパーになっているため、Bobby Graceのお得意のアルミの感覚ではありませんが、これはこれで良い感触です。ヘッドの真ん中がアルミで軽量化され、トウとヒールが銅で重くされているため、非常にストロークが安定するウェイト配分になっています。

 

上の写真は分解したところの写真ですが、本当に組み木細工のようになっているのがわかって頂けると思います。


Bobby Grace
B4J
The
Pip Squeek

US PAT D360.009
OTHER PAT. PEND.

 



Bobby Grace "KBI-SCOTTSDALE MnBr" 1st WIN 1995 300 Limited


Bobby GraceのKBI-SCOTTSDALEはここに紹介していない物をあと数本持っていますが、結構Bobby Graceさんは本数限定でこまごまと出しています。
このKBI-SCOTTSDALEは "KBI 1st WIN 1995 24/300" と刻印されていますので、300本限定中の24本目と言うことになると思います。素材はMnBr(マンガンブロンズ)ですのでAnserの素材と同じです。

 

その1st WINの刻印はフェース面のトウ側に入ります。それ以外の部分は通常のKBI-SCOTTSDALEと変わりありません。さすが、PING AnserのコレクターのBobby Graceさん、本当に完璧にDalehead形状を復刻しています。



上の写真の通りソールにはBobby Graceのサインの刻印が入れられています。この部分も市販されたKBI-SCOTTSDALEと違う部分です。この辺KARSTEN CO時代のGary Playerのサインの刻印をイメージした感じになっています。

 

上の左の写真のように、フェース面はきれいにミーリングのあとが残っています。キャビティ内の刻印は市販の物と同じです。


BOBBY GRACE
KBI-SCOTTSDALE
MADE IN USA
 



Bobby Grace "AN-7" w/o HSM


このAN-7はちょっと珍しいなと思い、購入した物です。AN-7というと服部プロや村口プロなどがつい最近まで使っていたりして、その微妙な感触を好んで使っているプロが多かったです(特に女子プロ)。ですがAN-7の特徴でもあるHSMのインサートがありません。

 

このAN-7はもちろんヒール・トゥにウェイトが入っていますが、上の写真の上から見た写真の通り真ん中部分がくぼんだ形になっており、これまでの形状に比べてヒール・トゥバランスが強調された形状になっています。フェース面は綺麗にミーリングされ、"GRACE"の文字が斜めに刻印されています。

 ソールの刻印はかなりすっきりしています

これを持っていたらやはりインサート有りの状態のよい物も手に入れたいところですね。

 
AN-7
U.S. PAT. D360,009

 



Bobby Grace "THE FAT LADY SWINGS"


Bobby Graceの名前を世の中に知らしめたきっかけとなったのがこのFAT LADYです。Nick Priceが使い優勝したことで大ベストセラーになりました。今回紹介するのはその中でも少し珍しい初期物ではないFAT LADYです。

 

このパターの珍しいところは、HSMインサートタイプであることと、1997年の800本限定の限定モデルという部分です。通常のFAT LADYにはインサートがありませんし、今回の物のトップにあるラインもありません。ただ、Bobby Graceのパターには色々なパターンの物があります。

 普通の物は元の方に刻印までされているのですが、これはきちんと彫られています

オリジナルのFAT LADYもやはり手に入れておきたいですね。

  
Bobby Grace
THE FAT LADY
SWINGSTM
U.S. PAT. D360,009
1997/1ST 800
HSM

 



Bobby Grace "THE LITTLE LADY"


LITTLE LADY若干他のモデルとは形状が違うものになります。下のPIP-SQUEEKとは違って、後ろに行くほど薄くなる形状ではなく、段はあるのですが、一つ一つの段の差がほとんどありません。見た感じは同じですが、後ろの方にも重みがつけられたので、ソールウェイトは無くなっています。 上から見た感じも丸みを帯びていて、やわらかいイメージがあります。トゥ側に丸みがつけられているので、今で言うDFX1100に似た形状ですね。

 

このモデルにはサイトドットが入っています。形状はBobby Grace氏のマレットパターの特徴でもあり、PATENTになっている三面ソールになっています。

 3面ソールの真ん中部分の面積がかなり少なくなっています

刻印は下記のようになっています。

 
THE
LITTLE LADY (TM)

 



Bobby Grace "THE PIP-SQUEEK"


PIP-SQUEEKはBobby Graceのこのアルミシリーズの中では小さなヘッドの部類に入ります。実際に使うに当たって大きさ的には丁度よいサイズだと思います。1995年のUS WOMEN'S OPENの優勝パターになっています。

 

形状はBobby Grace氏のマレットパターの特徴でもあり、PATENTになっている三面ソールになっています。



ソールにはヘッドを小さくした影響か、ウェイトが足りなくなったようで、他のモデルはヒール・トゥにウェイトが入っているだけなのですが、PIP-SQUEEKには中心の後部にもウェイトが入っています。刻印は下記のようになっています。

 
THE
PIP-SQUEEK(TM)

U.S. PAT. D360,009
 



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