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慣性モーメントについて調べたら

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パターの方の慣性モーメントについては色々調べたことがあるのですが...

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今一つ確信が持てない部分があったのであらためて調べてみたところやはり思った通りの内容でした。

わかっている方もいるかとは思いますがちょっと書いておきます。どんなことがわかったかというと...。

パターの慣性モーメントを説明するときに大事なのは重心深度が深くなっている形状であることがあります。

また左右のブレに強くするために Karsten Solheim が提唱した Heel-Toe バランスも慣性モーメントを大きくします。

ですので四角い形状で四隅にウェイトが配置されていたりするとパターの場合は慣性モーメントが大きくなるイメージです。もう知らない方も多いと思いますが、NIKE の SQ などはこんな形状でしたね。

それに加えて大事なのがヘッド重量でした。

ヘッドが同じスピードで当たる場合、重いヘッドと軽いヘッドではボールを飛ばせる力が変わってきます。

慣性モーメントを簡単に説明するとこんな感じになります。

冷静に考えればパターの場合でそうであればドライバーでも同じことが言えるのは当たり前な気がします。

ただこの慣性モーメントと重量の関係がどうなっているかというと、「慣性モーメントはヘッド重量に比例する」ということです。

ヘッド重量が軽くなればその分慣性モーメントは小さくなります。これはヘッド重量が減れば慣性モーメントも減っていくという事です。

PING G430 MAX 10K のヘッド重量は 199.8g で、スリーブ込の重量は 205g になります。

今回シャフトがいつもよりも短いためにいつものヘッドスピードが得られない状況で、これをいつも通りのシャフトエンドで45.75インチにすることを考えるとこんな感じです。

ヘッド重量を 5~6g 軽くすることで重すぎないバランスで振れるクラブになりそうです。

ヘッド重量 205g の時に慣性モーメントが 10000(10K) あったとすると、単純計算で 9756 になります。ただどの部分が減ったかで慣性モーメントの減り方も変わるはずです。

今回減らせるのはヘッド後方の 28g のウェイトの部分。かなりの深い重心になっているはずです。

これまで深い重心であればスピン量は増えるイメージでいましたが、今回の 10K はそれが感じられなかったので購入に踏み切ったのですが、実際に自分のシャフトをつけて打ってみるとやはりそれほど少なくはない...。

TaylorMade のドライバーのように前方と後方にあればなるべく前を重くして後ろを軽くすることができたのですが、このやり方はヘッド重量が変わらなくても慣性モーメントは小さくなっていたと思います。

ここでまた問題になってくるのがではいままでのドライバーが上下の慣性モーメントを計測したらどうなっていたのか?ですね。

とりあえずいつもの長さのシャフトを用意して D3 前後のバランスで使ってみてどんな数値が出るか?をやってみたいと思います。

ちなみに G430 MAX 10K のウェイトは通常の G430 シリーズと同じ形状みたいなので手に入りやすいそうです。


今日の「Putting Labo. BLOG 」のお題は「「Today’s Solution 005」ZENITH Putter」をアップしています。オーダーメイドパターの ZENITH のパターの調整をしました。たった一度のライ角の調整でしたが、実際に打ってみた時の結果はかなり変わりました。是非ご覧ください!
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【今日の小ネタ】

PING にはプロ支給品は無いと思っていたのですが、こんなのが出ていました。


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